生ごみのにおい対策には冷凍が効果的
多くの自治体では生ごみを可燃ごみとして一週間に二回くらい収集しています。ただ、生ごみは料理をして食事を作っていると毎日たくさん出てくるものです。総菜やテイクアウトなどを利用している場合にも食べられない部分があって少量は生ごみが出てきてしまうでしょう。
生ごみは放置しているとだんだんと腐ってきてしまってにおいがするのが問題です。できれば毎日ごみ収集に出したいと思っている人も多いのが生ごみですが、現実的には自治体がそれほど頻繁に収集するのは難しいでしょう。
生ごみは夏場になるとその日のうちににおいがし始めてしまうこともあります。衛生的な家庭環境を保つためにもにおい対策をするのが大切です。
生ごみのにおい対策として最も効果的なのは冷凍することです。
冷凍庫に入れてしまえば生ごみからにおいがしてくることはなくなります。これは冷蔵庫の密閉度が高いために外ににおいが漏れてこないというわけではありません。
不快なにおいの原因になる腐敗が進行しなくなるからです。腐敗は生ごみに付着している微生物が食物を分解して発酵することにより起こります。
微生物の種類によってどのくらいの温度で発酵が進みやすいかは違いますが、一般的には20度から40度くらいでスピードが速くなります。温度を下げれば下げるほど発酵が遅くなるので、冬場は生ごみからあまりにおいがしてこない場合が多いのです。
冷凍してしまうとほとんどの微生物は発酵ができなくなるため、腐敗が進むことはまずありません。冷蔵庫の中に生ごみを入れるのに抵抗感があるかもしれません。
その場合には専用のスペースを作って他の食品とは別にしておくと良いでしょう。
冷蔵庫の種類によっては冷凍室が複数に分かれていて、小さな引き出し型の冷凍庫が設けられていることもあります。その小さな引き出しを生ごみ用の冷凍場所にするという手もあります。におい対策として効果的なので、生ごみは冷凍庫で管理するようにしましょう。