山にはプラスチックごみが積もり続けている
自然保護のためにごみは持ち帰ろうという呼びかけはよくおこなわれています。特に登山では山のマナーとしてごみは持ち帰るのが登山家の間では常識とされていますが、一般の人のマナーがなっていないことが多いのが実情です。
山にはプラスチックごみが積もり続けていることが知られていて、解決しなければならない問題として話題になっています。山にプラスチックごみが積もっているのは、登山をしている人たちがプラスチックごみを捨ててきているからに他なりません。
山に登るときには弁当や飲み物を持っていくことが多く、場合によっては中腹でキャンプをすることもあります。美しい自然の中で食事を楽しんだり、カフェタイムを満喫したりするのはレジャーとして大きな魅力があるのは確かです。
しかし、その場でごみを周辺に捨ててきてしまったり、うっかり風で飛んでいったりしてしまうことが多いのです。日帰り登山などのときにはコンビニで弁当やおにぎりを買っていくことも多いでしょう。
パッケージを開けたときに出たビニールのごみが風で飛ばされるケースはしばしばあります。また、ソースなどが入っている小さな袋をつい近くに置いて放置してしまうこともあるのが実態です。
このような包装用のプラスチックをうっかり山に捨ててしまうことがあるだけでなく、持ち帰るのが面倒で山の中に放置しているケースもあります。
弁当のパッケージやペットボトル、お菓子の袋などが堆積していることも稀ではありません。
プラスチックごみは自然に分解されるスピードが著しく遅く、実質的には分解されないのとほとんど同じです。自然に還っていかないごみは溜まる一方なので、山の中にプラスチックごみが積もる状況ができてしまっています。プラスチックごみは捨てないだけでなく、回収するという考え方も必要です。
放置しておいてもなくなるものではないと認識して、山に行ったときには目についたごみを回収するようにしましょう。